私たちの周りには、以下のようなものの見方をする人がいます。

・自分の足元しか見ていない

・自身や周りの事象をより高い視点から見る

つまり、視野が広い人もいれば、狭い人もいるということ。最近、この二極化がますます進んでいると感じている人は、少なくないのではないでしょうか?

その理由は、この令和の時代になって、本質的な内面を探求する人たちが増えてきているからです。

内面を探求し始めると視野が広がりますが、もちろんそれをしない人たちもいます。

ここから二極化がはじまるのです。

人間関係にストレスを感じる人の多くは、視野が狭い人を相手にしているからではないでしょうか?

今回は、人間関係のストレス解消法としてどのようなことができるのかについて解説していきます。

人間関係のストレスを解消するには自分を変容させること

実社会では、本質を探究してより高い視点で見ている人たちと、自分の足元しか見ていない人たちとが混在しています。

しかも自分の足元しか見ていない人が上司だったり、リーダーだったりすると、ますます人間関係にストレスを感じるものです。

こうなってしまうと、根本的に見ている視点が違うのでどんなに説明しても理解されることはありません。

さらに二極化の溝が深まります。

これが、今、世の中で起きている新たな人間関係のストレスです。

しかし、本質的な内面を探求していても、まさか、今までない次元でのストレスに陥っているとは誰も気がついていないのです。

そして、ただひたすら、一人で悩みを抱え込んでしまうのです。

まさに、新たな時代での人間関係のストレスです。

このストレスから解放されるには、あなた自身を変容させるしかありません。

相手を変えようとすることは諦めたほうがよいでしょう。その理由は、根本的に見ている視点が違うので、相手を変えようとすればするほど意固地になってしまうものだからです。

それよりも、まずはあなたが変容し、相手を包み込むことからはじめましょう。

人間関係のストレス解消法—それは自分を“調律”することです

では、どうやって自分を変容させることができるのか?

“人間を音に置き換えると、およそ42オクターブの周波数で構成されている”と、1989年にウォーレン・J・ハマーマン氏は、アメリカの科学雑誌「21st CENTURY」で論文を発表しました。

また、科学者であり音声分析研究のパイオニア、シャリー・エドワーズ女史は、“それぞれの感情には周波数がある”ことを発表しました。

それは、人の感情は音域=周波数の高低差で表せることを示しています。

感情と音域の関連性

低い音域は「不安・悲しみ・怒り」といったネガティブな感情、高い音域は「愛・感謝・喜び」といったポジティブな感情になります。

心の持ちようによって、その人の声の周波数は高くなりますし、低くもなります。

人の声は、内面の周波数の状態を表し、ある意味、人間も楽器と同じように“調律”することにより、最高の状態にすることができます。

つまり、自分を調律するというアプローチで自分自身を変容することができるのです。

人間も楽器と同じで、きちんと調律する必要があります。

心を調律していると、内面にさらなる変容が起きます。

自分のマインド(感情や思い癖)に流されることなく、相手を客観的にとらえます。

そうすると怒り・不安・恐怖・悲しみなどの感情を超えてしまい、ただ相手を観察する状態になるのです。

この状態になると、マインドに流されず、相手の成長を願う気持ちに変容してきます。

つまりあらゆる事象を“ストレス”とは感じなくなるのです。

音声心理学は感情と音階を紐づけて考える学問

音声心理学では、様々な感情パターンと音階が紐づけられています。そのため、自分の感情にあった音階をハミングすることで、自分自身を変容することができます。

例えば、自分の価値観と全く合わない人にストレスを感じる場合は、ソ♯の音をハミングすると気持ちが和らいできます。

人間関係のストレスから解放されるためには、“声診断”でどの音階の音がくるっているかを確認し、さらに自分を客観視して調律するとよいです。

まとめ

人間関係にストレスを感じて調律がくるってしまい、調律されないままの状態が続くと、さらにストレスを感じるようになります。

相手から感情的な態度をとられるとこちらも感情的に反応してしまい、さらにネガティブな気持ちが増し、その人と会うだけでストレスを感じるようになります。

まさに悪循環に陥ってしまうんですね。

その解消法は、まずは自分を客観視すること。続いて相手も客観視することが大事です。この過程において、音声心理学の音と感情の相関性の理論は、非常に役立つはずです。