職場の同僚や友人、家族から言われたあるひと言でムッとしたり、イライラしたり、悲しみが込み上げてきたような経験はないでしょうか?
せっかく今日はよい一日だと思っていたのに、あるひと言でその日が台無しになってしまうような気持ち…
まるで自分のすべてを否定されてしまったような気持ち…
自分の存在価値をも否定されてしまったような気持ち…
奥底から悔しさが湧き上がってくるような気持ち…
こんな時はまず、自分を落ち着かせることから始めてみましょう!
本当の自分を生きるために自分を落ち着かせる術を身につける
初めに言っておきますが、自分を落ち着かせることは“応急措置”にすぎません。
しかし本当の自分を生きるための過程には、気分が落ち込んでしますこともあるはず。そんなときに軌道修正するための術を知っておきましょう。
どこでもできる気持ちの落ち着かせ方
まず、右手の手のひらをおでこに当ててください。そして、左手の手のひらで左側の顔の頬を包み込むようにして、頬をグッと下に押し下げてください。
押し下げた状態で、あるひと言であなたが感じた感情を素直に感じてください。十分にその感情を感じたら、左の頬を包み込んでいる左手の手のひらを上に押し上げてください。
そして、今度は、何も考えず無心の状態でゆっくりと深呼吸してください。
次に、左右の手を入れ替え、左手の手のひらをおでこに当て、右手の手のひらで右側の頬を包み込んで、頬をグッと下に押し下げてください。
同じように、押し下げた状態で、あるひと言で感じた感情を素直に感じてください。
その感情を十分に受け入れることができたら、右手の手のひらを上に押し上げ、何も考えず無心の状態で感情が落ち着くまで、ゆっくりと深呼吸してください。
この方法で、一旦、自分を落ち着かせることができるでしょう。
続いて“メタ認知力”を働かせましょう
少し冷静になったところで、続いて“メタ認知力”を働かせます。
メタ認知力とは、客観的に自分自身の思考や行動を眺めることです。
最初に、冷静に自分自身を見つめてください。
相手が言ったあるひと言。それは悔しいけれど、ある意味当たっているな!と感じるのか。
それとも、どう考えても、理不尽なことを言っているのか。
自問自答してください。
相手が言ったあるひと言が、「そう言われてしまってもやむを得ないな!」と感じたならば、そのことを真摯に受け止めて、次回からは気を付けようと素直に受け入れてください。
次に、どう考えても相手の一言が理不尽であるのならば、「なぜ理不尽なことを言うのだろう」と相手の頭の中を観察してください。
つまり、相手の立場になりきって観察するのです。
そうすると、相手にもやむを得ない事情があったのかもしれません。もしくは、根本的に見ている観点が違うのかもしれません。
そして相手の方は、価値観が合わない人や事象に対してジャッジを下したり、こうでなければならないとのマインドが強かったりするがゆえに、あなたにグサッと突き刺さるひと言を言ったのかもしれません。
もしそこで、あなたも同じように相手をジャッジしたり、自分の思考を押し付けたりしたらどうなるのでしょう?
それは、エネルギーの無駄です。
あなたは相手に対して感情的になることはせず、「こんな人なんだな」「こんな考えしかできない人なんだな」と思って、相手への感情や相手への言葉をポイとゴミ箱に捨ててください。
それでおしまいです!
大事なのは“自分軸”を持つこと
あなたがいつも相手の発する一言に反応したり、感情的になったりしていると、その人はいつまで経ってもグサッと刺さるひと言を言ってきます。
むしろ、何事もなかったかのよう立ち振る舞っているあなたを見て、これ以上言っても無駄と思ってくれる方がよいのです。
あなたも、相手からよく思われたいと思う必要はありません。
大事なのは、“自分軸”を持つことです。
- 自分軸を持つ
- 自分の立ち位置を定める
- 自己肯定感を高める
このようにふるまうことで、周りから何を言われようが人には左右されない生き方ができるようになっていきます。
音声心理学は本当の自分を生きるために効果的
音声心理学では、自分の思考パターンをビジュアルで確認することができます。
自分の思考のパターンを知ると、さらに強固な自分軸を定め、欠点のある自分も素直に受け入れることができ、自己肯定感も高まります。
また人に左右されないためには、自分を客観視することも非常に大切です。先述した“メタ認知力”ですね。
“声“によって自分の感情を視覚化できる音声士理学は、自分自身を見つめるため、そして本当の自分を生きるために役立つ学問なのです。
まとめ
これからは、個人が活躍する時代。社会の目を気にすることなく、自分らしく生きて行くことが、自分の才能を開花させ、眠っている可能性を引き出す早道です。